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ピアノ

ピアノが好きです。


ピアノ おもちゃ



クラシックもジャズも。なぜ好きになったかは分かりません。

子供の頃、ピアノを習うのがブームでした。僕はそもそも音符が読めなかったのですが。

ピアノはステータスシンボルでした(「中村紘子さんみたいな若くて素敵な女の先生」)。

小学校の低学年の頃でした。近所に都会の子が引っ越してきました。その子の弾くピアノの音が、風に乗って聞こえてきます。きっと肌が真っ白に違いない。想像が膨らみました。

悪ガキたちがいくら遊びに誘っても顔を出しません。

ピアノを弾く子はみんな上品でした。毛玉のついてないセーターを着ているような。歯医者さんの娘さんだったり、教会のお嬢さんだったり・・・・・

バレエは見る機会がありませんでしたが、ピアノは耳を澄ませば聞こえるんですよね。

男兄弟しかいないガサツな男子は、お上品に弱かったんです。どう対処していいか分かりませんから。

中学になってステレオが家にやってきました。サンスイが作った日本初の量産型のコンポでした。

お小遣いをためてはレコードを買いました。当時、レコードは高級品だったので、友達と貸し借りしたり、レコード屋さん(サンリン)で視聴させてもらったり、音楽喫茶で聴いたりしました。

アルゲリッチやポリーニが頭角を現し、ホロヴィッツやグールドも元気でした。ビル・エヴァンスが中期の名作(モントルー・ジャズフェスティバル)を出したころだったし、秋吉敏子さんもいたし・・・

ビデオなんかないし、テレビでもやりません。映像は想像するしかありません。普段聴けるのはFMラジオくらいでした。音楽に対する飢餓感があったんですよね。

ライナーノーツは目を皿にして読みました。それこそ舐めるように。ワインの香りや味を言葉で表現するソムリエのようなものでした。

だからでしょうか、当時は音楽を文学的にも味わっていたように思います。

ピアノという楽器がなかったら、この世はつまらなかったと思います。

(あさなぎカフェで、その頃に聴いたレコードを聴くと、当時の記憶が生々しく浮かんできます)


<その一方で、ギターも好きになりました。ギターと言えばロックです。コーヒーとタバコ、そしてウイスキーです(ドラッグやセックスとは無縁でしたが)。こっちはガサツな悪ガキの領域でした。そうか、この頃からお嬢さんと不良が好きだったんですね、今気づきました>



「内緒の手紙 弦楽四重奏曲第2番 」 by ヤナーチェク

ヤナーチェクさんは、



カミラ



1917年(ロシア革命の年です)に、カミラ・シュテスロヴァーさんと出会います。

ヤナーチェクさんが63才、カミラさんが25才でした。

カミラさんはお子さんが二人いる既婚女性です。

ヤナーチェクさんはカミラさんを恋い焦がれて、死ぬまで手紙を送り続けます。その数は600通以上です。片思いだったみたいですが。

「1音1音の陰には、活き活きと力強い、愛すべき君がいるよ。君の体の香り、君の口付け――いや、君のじゃなかった、僕のだね。僕のすべての音符が君のすべてに口付けしているよ。君を激しく必要としているんだ――」

「ないしょの手紙」を作曲した年、74歳でヤナーチェクさんは亡くなりました。

弦楽四重奏は、ヴァイオリン2、ヴィオラ1、チェロ1で構成されています。

ヴィオラのパートはカミラさんを表しているそうです。となると、ヤナーチェクさんがヴァイオリンで、チェロが奥さん、もう一つのヴァイオリンがカミラさんの夫、ということなのでしょうね。

この設定は「存在の耐えられない軽さ」と同じだな(ベートーベンの弦楽四重奏曲16番がモチーフだと言われています)、チェコ出身だし、と思って調べたところ、

「ないしょの手紙」も「クロイツエル・ソナタ」も、映画「存在の耐えられない軽さ」(原作はミラン・クンデラ)に使われていました。映画音楽にもぴったりだ、なんて実に間が抜けたことを言っていました。


<クンデラさんのお父さんはヤナーチェクさんにピアノを師事していました>



「クロイツェル・ソナタ」弦楽四重奏曲 by レオシュ・ヤナーチェク

ヤナーチェク


ポズドヌイシェフ公爵は妻を刺殺しました。

妻が友人のトルハチェフスキーと浮気をしていることを知ったからです。

トルハチェフスキーのヴァイオリンに妻がピアノを合わせて、ベートーベンのクロイツエル・ソナタを演奏するのを聴いて、確信しました。

トルストイは禁欲的な愛を説いています。プラトニックはある種の倒錯的な陶酔をもたらすのでしょうね(こういうのって、ちょっと苦手ですが)。

第4楽章が、妻を刺す場面です。バイオリはナイフを想像させます。

ヤナーチェクの「クロイツエル・ソナタ」は、トルストイの小説をもとにして作られました。

(男性の女性に対する暴君的な態度を肯定するトルストイへの抗議として構想しました)

民族音楽をモチーフにした現代曲です。これヤバいですよ。久々に聴きました。


「暗くなってきている。人は認めざるを得ないのだ、十字路の道しるべを」 by レオシュ・ヤナーチェク


<映画音楽にもぴったりです。「砂の器」に使っても>



Five tango sensations by KRONOS QUARTET with Astor Piazzolla

five tango sennsations


クロノス・クアルテットとアストル・ピアソラのファイブ・タンゴ・センセーションズは、

ピアソラの書き下ろしです。

タンゴはアルゼンチンの売春宿に始まり、世界中に広まりました。

1935年にカルロス・ガルデスが亡くなりましたが、

アストル・ピアソラがその後をしっかりと引継ぎさらに発展させました。

さて、ピアソラが亡くなって(1992年)、四半世紀が経ちました。

タンゴの未来を受け継ぐのは誰でしょう。


「LIGHT,SLIDE,DUMMY」(2002年) by  MO'SOME TONEBENDER

モーサムトーンベンダー


モーサム久々に聞きました。

激しく、暗く、重たい、ガレージロックです。

まだバリバリの現役です。
プロフィール

ドクターサナギ

Author:ドクターサナギ
「あさなぎクリニック」心療内科・精神科・メンタルクリニックの医師です。反田克彦(そりた・かつひこ)と申します。クリニックは山梨県甲府市の蓬沢町にあります。国道20号(甲府バイパス)の近くで、石和や八代(笛吹市)や甲州市からも、大月や都留、南アルプス市や韮崎、北杜市からのアクセスも良好です。臨床心理士によるカウンセリング、うつ病の復職支援施設・リワークポルト、あさなぎカフェも併設されています。

本を読んだり、音楽を聴いたり、昔の映画を見るのが好きです。どうぞよろしく。

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