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佐川宣寿・前国税庁長官は、間違った幸福を掴んでしまったのでしょう。

佐川宣寿


佐川宣寿さんは、

「高校時代には芥川龍之介、柴田翔、大学では高橋和己を読んだ」と書かれていました。読書傾向が似ているな、と思ってググったら同級生でした。

柴田翔「されどわれらが日々」(読書感想文を書いたなあ)

「いや、もっと正確に言うと、不幸が幾種類かあるんだね、きっと。そして、人間はそこから自分の身に合った不幸を選ばなければいけないのだよ。本当に身に合った不幸を選べば、それはあまりよく身によりそい、なれ親しんでくるので、しまいには、幸福と見分けがつかなくなるんだよ」 

佐川さんは間違った幸福を掴んでしまったように思います。

高橋和己「悲の器」

「だが、私は行かない。私は死んでも、私には闘いの修羅場が待っているだろう。私を踏みつけにせんとする悪魔どもがつぎつぎとあらわれ、現われつづける。我が待望の地獄が。私は慈愛よりも酷烈を、奴隷の同情よりも猛獣の孤独を欲する。私は権力である。私は権力でありたい」

証人喚問での佐川さんの堂々とした姿に、猛獣の孤独を見ました。

高橋和己「日本の悪霊」

「人は虚空に自己の存在の意味を問うてしまうことの危険から身を避けるために、位階制を築き、命令の系譜を作り、服従の掟と造反への罰則を築いたのかもしれない」

お読みになった時には、そうなってはならないと思っていたはずですが。


<佐川さんは中学3年生の時にお父さんを亡くし、3人のお兄さんたちが学費を出してくれました。一家の期待の星だったのでしょう。2年浪人して東京大学に入ります。卒後は大蔵省に入り、国税庁長官に登りつめ、服従の掟を守り貫きました。人生の意味を自ら作ることのできる絶好のチャンスが最後に与えられたのに>


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ドクターサナギ

Author:ドクターサナギ
「あさなぎクリニック」心療内科・精神科・メンタルクリニックの医師です。反田克彦(そりた・かつひこ)と申します。クリニックは山梨県甲府市の蓬沢町にあります。国道20号(甲府バイパス)の近くで、石和や八代(笛吹市)や甲州市からも、大月や都留、南アルプス市や韮崎、北杜市からのアクセスも良好です。臨床心理士によるカウンセリング、うつ病の復職支援施設・リワークポルト、あさなぎカフェも併設されています。

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