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長期休職者 と 産業医

うつ病 長期休職者


精神疾患による長期休職者が一向に減りません。

H11年(1999年)の3.8倍です。

1998年に日本の自殺者は3万人を超えました。その大半は働き盛りの男性でした。

この年は企業の倒産数が戦後2番目になった年です。多くの労働者が職を失い、死を選びました。

政府は企業を救う政策を打ち出しました。

派遣労働法の改正です。

企業が労働者を使いやすくしました。禁断と言われた製造業への派遣も解禁しました。

日本の派遣事業者数は世界一です。2位のアメリカの4倍以上です。

その結果、企業の倒産が減りましたが、自殺は長らく減りませんでした。

さて、最大の問題は長期休職者を減らすことです。

リワークはその回答の一つです。精神疾患で休職している労働者の復職を支援するのが役割です。

ある種の企業は別の回答を用意しています。精神疾患による休職者を解雇することです。

大企業を中心にしてその傾向が強まっていルように感じます。

派遣業者が業務として企業のリストラを請け負うということを以前書きましたが、

そんな企業に加担する産業医もいます。ブラック産業医と呼んでいいでしょう。

精神疾患による休職者が、精神科の主治医の「復帰可能」の診断書を提出しても、

産業医が復職を拒否して復帰を認めず、休職期間を満了して退職に追い込むのがその手口の一つです。

これまでにも何度かそういう会社&産業医を見てきました。

専門医でない産業医が短時間の面接で診断をつけて、専門医の診断書を無視します(精神科のブラック産業医はさらに悪質ですが)。

最近産業医に患者さんの情報を提出するのを相手によっては躊躇するようになりました。

企業ベッタリの産業医がいるからです。


<以上のようなことをお話しするつもりです。「産業医と精神科医の連携を考える会」にて。大企業のない山梨はここで踏ん張ればまだ大丈夫です>


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ドクターサナギ

Author:ドクターサナギ
「あさなぎクリニック」心療内科・精神科・メンタルクリニックの医師です。反田克彦(そりた・かつひこ)と申します。クリニックは山梨県甲府市の蓬沢町にあります。国道20号(甲府バイパス)の近くで、石和や八代(笛吹市)や甲州市からも、大月や都留、南アルプス市や韮崎、北杜市からのアクセスも良好です。臨床心理士によるカウンセリング、うつ病の復職支援施設・リワークポルト、あさなぎカフェも併設されています。

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