こころの健康、コミュニケーション、おいしいお店や、映画のことも 

「アメリカから<自由>が消える」(増補版) by 堤未果  の要約です。

「アメリカから<自由>が消える」(増補版) by 堤未果



昨日あずさで読みながら帰ってきました。衝撃です(必読書です)。

以下はその「要約」(6章を除く)というか頭に残ったところです(文責さなぎ)


トランプ就任式
(左:CNNが報じたトランプ大統領の就任式と、右:実際の就任式)


アメリカにはすでに自由がありません。

ジョージ・オーウェルが「1984で70年前に予言した全体主義国家になりました。

ビッグブラザーが国家を支配しています。反対するものは速やかに連行されて、拷問によって思想を矯正される国家です。

そこでの大手マスコミの役割は情報操作です。

アメリカ合衆国は、すでにプライバシーや自由、公正な選挙や、人心保護条例や権力に対して異議を唱える権利を失いました。

日本がそれを急速に追いかけています。

特定秘密保護法、改正刑事訴訟法、マイナンバー制度、テロ等準備罪など一連の法案がそうです。

ーーーーーーーーーーーーーーー

愛国者法」は911のドサクサに乗じて成立しました。21世紀最大の悪法です。

日本の「共謀罪」はこれがモデルです。

「愛国者法」によって政府はあらゆる電話、メール、ファックス、インターネットなどあらゆる通信を自由に閲覧し、巨大なデータベースに蓄えることが可能になりました。

5億6000万件の個人情報です。

金融機関も医師も図書館も・・・・、あらゆる機関が全データーを政府に把握されるわけです。

アメリカ政府が用いた耳障りの良いキャチコピーは「テロとの戦い」です。

テロには時間も空間もありません。つまりアメリカ政府は永遠に自国を緊急事態下に置くことができ、

それによって政府は平時には持てない強大な権力を常に持つことができます(=ショックドクトリン)。

それによって善良なアメリカ市民の多くが飛行機に乗れなくなりました。一切の説明もなく。

例えば、緑の党の党員、反戦活動家、市民派弁護士や大学教授、増税反対の署名を集める大学生・・・・・

政府を批判する授業をした憲法学の大学教授は、即座に搭乗拒否リストに乗りました。

少しでも疑われたら、8歳の幼児でも空港で足止めされます。一切の説明抜きに。


ミリ波


空港にはミリ波スキャナーが配備されて、文字通り国民を丸裸にします。

胸のシリコンも人工肛門もすべて晒されます。



顔認証



ベル・ヘリコプター社製のパーティバードは上空3キロから人の顔が識別でき、

GPSナビゲーションは対象者の住所を入力するだけで、その場所をズームインして赤外線暗視カメラの映像を警察に送り、携帯末端に送信します。

アメリカではテロ容疑者と思われた人は、ある日突然消えます。

テロ容疑者はジュネーブ条約の保護対象外で、無期限に拘束することができます。そのほとんどを国外に連れていきます。国外なら拷問することができるからです。


グアンタナモ



キューバのグアンタナモに500人、アフガニスタンに500人、イラク国内に1万3000人以上。

そして拷問は民間企業にアウトソーシングされます。

拷問はその当人だけでなく、それ以外の人を萎縮させる効果があります。

反戦を唱えていた多くのキリスト教徒も、ジャーナリストも口をつぐみ始めました。

非公開の軍事法廷が開かれ、市民運動はことごとく潰され、学生も科学者も大学教授も口が封じられています。

かつてはオブラートに包んだようだった言論の弾圧があからさまになってきています。まともなジャーナリストは文字通り命がけです。

2007年に成立した「過激思想取締法案」によって、あらゆるインターネットの情報は取り締まられます。危険な思想とは、国家安全委員会のメンバーが非公開で話し合って決めます。

(その役割はAIが担うでしょう。日夜疲れることも知らずに)

「落ちこぼれゼロ法」は、高校生の個人情報を軍のリクルーターに提出させます。それによって貧困地区の子供たちを中心に経済徴兵が行われています。

「戦争は海の向こうではなく、自国内で始まる」。

戦争には人の血が流れるものと、水面下で静かに進むものがあります。そのどちらも極めて危険です。

「民主主義の最大の脅威は、権力が一点に集中すること」(by ジェームズ・マジソン・アメリカ第4代大統領)です。

2017年3月13日、大統領選挙の最中に、



デビン・ヌネフ



アメリカ政府がトランプ氏の盗聴をさせていたことを、共和党のデビン・ヌネス下院情報委員長が明らかにしました。

アメリカ政府は、「外国情監視法」によってこれが可能です(2008年・ブッシュ政権下で成立)。



オバマNDAA



2016年12月23日、アメリカ国民がクリスマス休暇で忙しい時を狙って、オバマ大統領は「2017年版国防授権法」(2017NDAA)に署名しました。

アメリカや同盟国(日本も含まれます)の安全保障の脅威になりそうな偽情報を見つけた際には、政府がしかるべき措置を取る権限を与える法律です。

判断するのは政府なので、政府に都合が悪い情報はすべて摘発ができるわけです。

金融機関や製薬会社に対して批判的な記事を書いただけで、アメリカ政府はそれを偽情報だとして書いた人間を摘発できます。

アメリカ政府は、グーグル、フェイスブック、ユーチューブ、マイクロソフト、アップル、スカイプ、ヤフーの協力で、世界中の人々の個人情報や通信内容、研究機関の未発表資料や企業に機密情報を大量に収集していたことが暴露されました(2013年 by エドワード・スノーデン・NSAの元局員)。



スノーデン



スノーデンさんは逮捕されましたが、ACLUやアムネスティ・インターナショナルはスノーデンに恩赦を与える会を立ち上げて100万人以上の署名が集まりました。

世界中の人々は期待しました。

アメリカ大統領には恩赦を与える権限が与えられているからです。大統領を辞任するオバマ大統領がきっと恩赦するに違いないと。ですが彼はそれを拒みました。

「国民を統制する権限を、政府は決して手放さない」(by ロン・ポール元議員)

さて、日本はアメリカの要請で「特定秘密保護法」を成立させました。政府が秘密と認定した情報を漏らせば民間人でも5年の懲役です。

「改正刑事訴訟法」(2016年)はフルスペックの盗聴法です。あらゆる電話やメールや携帯電話の位置情報も本人に知らせずに警察は入手できます。

「共謀罪」は、二人以上で犯罪を計画したり、一人でも準備行為を行えば関係者を処罰できます。

「マイナンバー」はあらゆる個人情報に紐をつけ、警察や公安は自由にアクセスできます。

もう遅いかもしれません。でも諦めるのはまだ早いと思います。



堤未果2


堤未果さんは本当に勇気ある方です。最近は女性の方がずっと勇気があるかも>

スポンサーサイト
コメント
コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する
プロフィール

ドクターサナギ

Author:ドクターサナギ
「あさなぎクリニック」心療内科・精神科・メンタルクリニックの医師です。反田克彦(そりた・かつひこ)と申します。クリニックは山梨県甲府市の蓬沢町にあります。国道20号(甲府バイパス)の近くで、石和や八代(笛吹市)や甲州市からも、大月や都留、南アルプス市や韮崎、北杜市からのアクセスも良好です。臨床心理士によるカウンセリング、うつ病の復職支援施設・リワークポルト、あさなぎカフェも併設されています。

本を読んだり、音楽を聴いたり、昔の映画を見るのが好きです。どうぞよろしく。

あさなぎクリニック・心療内科の公式ホームページはこちら”

無料メール相談を始めました↑。 ホームページにフォームがあります(現在休止中です)。お気軽にどうぞ。

 「人見知りが治るノート」の紹介

人見知りが治るノート表紙

人見知りを自分でなおすための実践的なノウハウが書かれています。認知行動療法の考え方を使いますが、難しくはありません。自分ひとりで練習できます。ありそうでなかった新しいジャンルの本です。
応援していただければ、とてもうれしいです。よろしくお願い致します。

>>詳細・購入はこちら
(Amazonの商品ページへ)

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
最新記事
カレンダー
08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
心と身体
95位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
メンタルヘルス
9位
アクセスランキングを見る>>
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
心と身体
95位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
メンタルヘルス
9位
アクセスランキングを見る>>
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
クリニックの公式HP
あさなぎクリニック・心療内科の公式ホームページはこちら