横田空域 「1都8県(東京都・栃木県・群馬県・埼玉県・神奈川県・新潟県・山梨県・長野県・静岡県)に及ぶ、広大な空域の航空管制は横田基地で行われている」 by ウィキペディア 横田空域は米軍の領空です(日本に返還する気はさらさらないでしょう)。 日本の飛行機は許可なく飛ぶことはできません。これはとんでもないことです。ありえないことです。 なななんと、甲府盆地から見える空はすべてアメリカの空でした。山梨県に空港が作れないわけです。 (松本空港と静岡空港は横田空域のわずかに西なので作ることができました) 立体的に見るとこうなります。到着便はすべてこの空域は迂回しなければなりません。 (石原慎太郎・元東京都知事は、かつて横田空域の返還を公約に掲げていました。その後トーンダウンしましたが) 日本には事実上国境はありません(=アメリカからは自由に出入りができます。ですが日本人は米軍基地に入ることはできません。徹底的に不平等です)。 CIA長官や政府の要人、スパイなどは横田基地に直行します。そこで待っているヘリコプターに乗れば、 六本木ヘリポート(=赤坂プレスセンターヘリポート=アメリカ陸軍の六本木基地 =麻布米軍ヘリ基地)まで10分です。パスポートも入国審査も税関もなくフリーパスで日本に入国できるわけです(このヘリポートは米軍が不法占拠していますが、うやむやになりました)。 そこからアメリカ大使館(直線距離1.7キロ)や、日米合同委員会 が行われるニュー山王ホテル(直線距離で1.8キロ。ホテルと言っても日本人は入れません)にすぐに行けます。 (ということなので、日本にアメリカ人が何人いるかは分かりません。入国審査もないので何でも自由に持ち込めます。事実上誰でも入国できます) 「赤坂プレスセンター」(=ハーディ・バラックス=ヘリポートを含む付近一帯の米軍施設)は、表向きは米軍の宿泊施設ですが、正真正銘の米軍基地で、 ・陸軍研究事務所極東事務所 (ARO-FE: Army Research Office - Far East) :軍事転用が可能な、日本の科学情報を収集する。 ・海軍研究事務所アジア室 (ONRASIA: Office of Naval Research - Asia) ・米軍準機関紙「星条旗新聞」(Stars and Stripes) ・第500軍事情報群 (500th Military Intelligence Group)の「保全連絡分遣隊」(The Security Liaison Detachment) ・座間基地第78航空隊 があり、日本の科学技術・経済情報を収集する情報機関でもあります。 外苑東通りから分かれた青山墓地沿いの道が、外苑西通りと合流する西麻布交差点のちょっと北側、かおたんらーめんの星条旗通りを挟んだ向かいにあるのがハーディ・バラックスです。(星条旗通りには、秋には鈴虫の鳴く庭のある「月の庭」という日本料理屋さんがありました) 「智恵子は東京に空が無いという ほんとの空が見たいという 私は驚いて空を見る」 by 高村光太郎(「智恵子抄」より) <日本人は、日本がいまだにアメリカの占領下にあることを認識しなければならないと思います。目指すは日本の主権回復です。どんなに困難で、どんなに時間がかかっても>
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