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「父という余分なもの」  by 山極寿一

「父という余分なもの」  by 山極寿一


ゴリラ1


このタイトルは逆説的です。

社会学的な意味で父親となるのは人間だけです(近親相姦を避け、息子の配偶者を娘として扱うことが必要です)。

父親になるためには、まず配偶者に選ばれ、その子供の母親を通じて子供たちから選ばれるという二重の選択が必要です。父親には自分の意思だけではなれません。

他の霊長類は、チンパンジーのように共同体を作るか、ゴリラのように家族を作ります。

人間は家庭と共同体の両方を作ります。未熟児で生まれてくる赤ちゃんを育てるには共同体が必要だからです。

もっとも、家族の論理と共同体の論理は相反します。家族は依怙贔屓するところで、共同体は互酬的です。

その二つの立場を両立させるのが、父親だそうです。

そう考えると、父親であるということは特権的なんですね。

山極寿一さんは徹底したフィールドワークによって得た事実を元にして仮説を構築します。骨太な研究です。

山極さんは京都大学に総長もなさっています。

<霊長類という視点から、フロイトを読み返すのもいいかなと思います>


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ドクターサナギ

Author:ドクターサナギ
「あさなぎクリニック」心療内科・精神科・メンタルクリニックの医師です。反田克彦(そりた・かつひこ)と申します。クリニックは山梨県甲府市の蓬沢町にあります。国道20号(甲府バイパス)の近くで、石和や八代(笛吹市)や甲州市からも、大月や都留、南アルプス市や韮崎、北杜市からのアクセスも良好です。臨床心理士によるカウンセリング、うつ病の復職支援施設・リワークポルト、あさなぎカフェも併設されています。

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