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双極性障害のうつ状態は、非定型うつ病の特徴を示すことが多いです。

双極性障害のうつ状態は、


双極性障害



非定型うつ病の特徴を示すことが多いです。これも一般にはあまり知られてないかもしれません。

非定型うつ病の特徴は、

 ・気分反応性
 ・過食・過眠
 ・鉛様麻痺
 ・拒絶過敏性

ちょっといいことがあると一時的に元気になり、人から悪く思われたりすると極端に落ち込み、食欲はあり、朝が起きられません。悲観的に考えると言うよりも、体が重く、何をするのも億劫なのが特徴です。

 ・発病は25歳以下のことが多く、
 ・1年に4回以上うつ病が再発する場合には要注意です
 ・自殺の危険が普通のうつ病よりずっと高いからです
 ・不安障害(パニック障害や社交不安症)の合併が多く
 ・発達障害の合併が少なくない。ADHDの合併が多いと思います(信州大の鷲塚教授はASDの合併が多いとのこと)

もう一つの大きな特徴は、

 ・躁とうつの混合状態が多いことです。
 ・気分や思考は落ちていても、行動するエネルギーがある場合があるからです。
 ・単極型のうつ病の場合には、自殺だけのエネルギーがありません。

双極性障害の方は、一見社交的に見えることが多いですが、それは元気な時しか人と接しないからです。元気に見えるのは、頑張ってスイッチを入れて、テンションを上げて人前に出るからです。

 双極性障害に関しては、過小診断と過剰診断が混在しています。これはどちらにも弊害があります。それは治療法が異なるからです。

双極性障害の治療は、

 ・気分調節薬を中心とすることです。
 ・以前は、抗うつ薬を使用すると躁状態になったり(=躁転)、病相が不安定になると言われていましたが、
 ・最近では、抗うつ薬による躁転はない、再発しやすくはならない、というエビデンスが増えてきています(双極Ⅱ型障害のガイドラインで、抗うつ薬が第2選択薬として取り上げられました。海外ですが)。
 ・躁病相の再発予防には炭酸リチウムが、うつ病相の再発防止にはラモトリギンが効果的です(個人的な感想を含んでいます)。

<「チーム医療・地域リハビリテーション研修会」での鷲塚伸介さん(信州大学教授)の講演の内容を参考にしました。>


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ドクターサナギ

Author:ドクターサナギ
「あさなぎクリニック」心療内科・精神科・メンタルクリニックの医師です。反田克彦(そりた・かつひこ)と申します。クリニックは山梨県甲府市の蓬沢町にあります。国道20号(甲府バイパス)の近くで、石和や八代(笛吹市)や甲州市からも、大月や都留、南アルプス市や韮崎、北杜市からのアクセスも良好です。臨床心理士によるカウンセリング、うつ病の復職支援施設・リワークポルト、あさなぎカフェも併設されています。

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