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ADHDと過眠についての講演を聴きました。 by 内田直さん

ADHDと過眠(EDS:Exessive Daytime sleepiness)に関連があるのではないかという講演を聴きました。内藤直さん(早稲田大学教授、すなおクリニック院長)が演者でした。


朝起きられず、日中に強い眠気があるという訴えでクリニックに来られる方は少なくありません。あさなぎクリニックの場合には、中高生が受験を前にして受診することが多いです。

そのうちの何割かはカタプレキシー(情動脱力発作:気持ちが高ぶると体の力がガクンとが抜ける)や、入眠時幻覚といった症状があり、ナルコレプシーと診断されますが、

そういった症状がない場合には、睡眠相延長症候群(サーカディアンリズム:概日リズム:が24時間以上になる病気。体内時計が正常に働かなくなる病気です)や、特発性過眠症が疑われます。睡眠時無呼吸(SAS)にも注意が必要です。

睡眠相延長症候群にはラメルテオンを処方します。特発性過眠症が疑われる場合には、ぺモリンの少量を必要最低限度投与しますが、重篤な肝機能障害を起こす場合があるので、十分な注意が必要です。

特発性過眠症の患者さんの場合、時にADHDが疑われるケースがあります。

内田直さんによると、

 ・EDSの18%がADHD
 ・ADHDの37%がEDS

とのことでした。

特発性過眠症が疑われて、ADHDの合併している場合には、ADHDの治療(アトモキセチンなどで)をまず行うと、EDSが改善することがあるとのことでした。

もっともこれは内田さんの臨床経験に基づく印象で、現時点では十分なエビデンスはないとのことでした。若い方にぺモリンを投与するのはためらわれる場合が多いので、こういうケースではアトモキセチンを投与する方がいいと個人的にも思いました。


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ドクターサナギ

Author:ドクターサナギ
「あさなぎクリニック」心療内科・精神科・メンタルクリニックの医師です。反田克彦(そりた・かつひこ)と申します。クリニックは山梨県甲府市の蓬沢町にあります。国道20号(甲府バイパス)の近くで、石和や八代(笛吹市)や甲州市からも、大月や都留、南アルプス市や韮崎、北杜市からのアクセスも良好です。臨床心理士によるカウンセリング、うつ病の復職支援施設・リワークポルト、あさなぎカフェも併設されています。

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