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「強がり」  あるいは  躁的防衛(マニック・ディフェンス)

「強がり」のことを躁的防衛といいます。


つよがり ミスチル


失ったもの(彼でも、物でも、職業でも、名声でも、健康でも…)や、傷つけてしまったものを、大したことないと思うことで苦しみを減らす方法です。

「負け犬の遠吠え」、「空元気」、「意地っ張り」のことです。

もともとはM.クラインという心理学者の言葉です。

心が傷つかないように、現実を否定して、自分の都合がいいように解釈することを言います。何でも願いがかなった頃の赤ちゃんの万能感がその原型です。

対象を価値のないものとし(=軽蔑)、その対象を自分が支配し(=本当は依存しているのに)、対象を自分が打ち負かしたと思い込むわけです。

「あんな男、大したことなかった。どうしてもって言うから付き合ってやったけど、もう願い下げ。こっちから振ってやった」

そう考えれば、傷は浅くなります。ちょっとサディスティックで自分勝手な考え方ですね。失恋した時などには、けっこう有効です。

本当は不安で、悲しくて、本当は寂しくて、怖いのにそれを認めません。二人の関係を振り返らず、平気なふりをして虚勢を張ったり、笑ってごまかします。相手のせいにして、攻撃します。やけ酒を飲んで、絡んで、喧嘩を売ったり、ワンナイト・ラブに走ったり。

それで翌日けっろとするならまずまず健全ですが、これが極端だとちょっと問題です。ナルシスティック(自己愛性パーソナリティ)だったり・・・

人の前ではいつも明るく元気に振る舞う人がいます。人から好意を得るために。社交的に振る舞うことで自信のなさを隠しているのです。これも「躁的防衛」です。

でもこれは不自然です。困ったことがあっても人に相談できません。何でも話せる友達を作ることができません。「本当のことを話したら友達は自分から離れていく」。そう思いこんでいるのかも。

そんな方がたくさん心療内科の外来を訪れます。マスクやメガネや帽子で素顔の自分を守るようにして。そこで、ほんのちょっと弱い自分を見せて、また元気になって街に戻っていきます。


<本当は、弱音を吐ける友達がいた方がいいと思います。でも、時には意地を張りたくなることってありますよね>


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ドクターサナギ

Author:ドクターサナギ
「あさなぎクリニック」心療内科・精神科・メンタルクリニックの医師です。反田克彦(そりた・かつひこ)と申します。クリニックは山梨県甲府市の蓬沢町にあります。国道20号(甲府バイパス)の近くで、石和や八代(笛吹市)や甲州市からも、大月や都留、南アルプス市や韮崎、北杜市からのアクセスも良好です。臨床心理士によるカウンセリング、うつ病の復職支援施設・リワークポルト、あさなぎカフェも併設されています。

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