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「ほとんどの抗うつ薬は子供や十代の若者に効果がない」  ランセット  2016年6月9日

「ほとんどの抗うつ薬は子供や十代の若者に効果がない」  ランセット  2016年6月9日
(Most antidepressant drugs ineffective for children and teens, according to study )


 ・9~18歳の5260人に行われた34件の臨床試験を調査しました。
 ・14種類の抗うつ薬が使われていました。

(14種類:Amitriptyline, citalopram, clomipramine, desipramine, duloxetine, escitalopram, fluoxetine, imipramine, mirtazapine, nefazodone, nortriptyline, paroxetine, sertraline, and venlafaxine. 青字は日本発売)


結果

 ・14剤の中で、プラセボより抗うつ作用が優れていたのはフルオキセチンだけでした。
 ・ノルトリプチリンは他の7剤とプラセボより効果が劣り、
 ・イミプラミンとベンラファキシンとデュロキセチンは忍容性が低く(脱落が多い)、
 ・ベンラファキシンは、他の5剤とプラセボより自殺願望や自殺衝動のリスクが増えました。

これらの薬物が若い人に与える影響については、いまだ十分な研究がなく、特に治療初期には十分な注意が必要です。

抗うつ剤を服用している子どもや10代の若者は、2005年から2012年の間に、米国では1.3%から1.6%に、英国では0.7%から1.1%と増えています。

<うつ病の若者に抗うつ薬を使うのは、要注意です>

ーーーーーーーーーーーーーーー

元の論文

Comparative efficacy and tolerability of antidepressants for major depressive disorder in children and adolescents: a network meta-analysis

Dr Andrea Cipriani, PhD†, Xinyu Zhou, PhD†, et al

Published Online: 08 June 2016



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ドクターサナギ

Author:ドクターサナギ
「あさなぎクリニック」心療内科・精神科・メンタルクリニックの医師です。反田克彦(そりた・かつひこ)と申します。クリニックは山梨県甲府市の蓬沢町にあります。国道20号(甲府バイパス)の近くで、石和や八代(笛吹市)や甲州市からも、大月や都留、南アルプス市や韮崎、北杜市からのアクセスも良好です。臨床心理士によるカウンセリング、うつ病の復職支援施設・リワークポルト、あさなぎカフェも併設されています。

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