さなぎ日記:あさなぎクリニック心療内科のブログです。こころの健康、コミュニケーション、おいしいお店や、映画のことも。

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日本人の98%は不安が強いです。

日本人の98%は不安が強いです。 サムネイル画像
セロトニンには不安を減らす作用があります。セロトニンは神経伝達物質です。これを脳内で調節しているものにセロトニン・トランスポーターがあります(以前、「うつ病の仮説」で取り上げました)。このセロトニントランスポーターの遺伝子には2種類あります(これを遺伝子多型といいます。突然変異のことです)。L遺伝子(ロング)とS遺伝子(ショート)の2種類です。(アメリカのクラウス-ピーター・レッシュさん達の研究です...全文を表示
セロトニンには不安を減らす作用があります。


セロトニンは神経伝達物質です。これを脳内で調節しているものにセロトニン・トランスポーターがあります(以前、「うつ病の仮説」で取り上げました)。

このセロトニントランスポーターの遺伝子には2種類あります(これを遺伝子多型といいます。突然変異のことです)。L遺伝子(ロング)とS遺伝子(ショート)の2種類です。(アメリカのクラウス-ピーター・レッシュさん達の研究です。1996年・サイエンス)

 ・S遺伝子を持つ人:不安が強く神経質
 ・L遺伝子を持つ人:不安が少ない

S型とL型を有する割合には人種差があります。

S遺伝子だけもつSSタイプ(=もっとも不安が強いタイプ)

 ・日本 68.2% 
 ・米 18.8%

S遺伝子とL遺伝子をもつSLタイプ(=やや不安が強いタイプ)

 ・日本 30.1%
 ・米 48.9%

L遺伝子だけをもつLLタイプ(=不安が少ないタイプ)

 ・日本 2%
 ・米 32%

これをまとめると、

日本人
 ・とても不安が強い人68%
 ・やや不安が強い人30%
 ・不安が少ない人2%

米国人
 ・とても不安が強い人19%
 ・やや不安が強い人49%
 ・不安が少ない人32%

<ざっくり言って。日本人の98%は不安が強いタイプです>

LL型の人の割合は、

 ・アフリカ > 欧米 > アジアの順番です。(中でも日本人は世界で一番LL型が少ない民族です)


以前、北山修さんの「共視論について書きました。日本人の母子関係は面と向かい合わず共に見る関係だと。日本人には、セロトニン・トランスポーターのS型の人が多いので、視線を合わせると不安になるからかもしれません。

日本は農耕民族です。農業にはみんなが並んで作業するイメージがあります。面と向かって意見を戦わせるのではなく協調しあって。それにはS遺伝子が有利ではないでしょうか。

<この2%にも興味を惹かれます。きっと戦国武将などがこのタイプだったのでしょうね>

ーーーーーーーーーーーーーーーー

(ご参考までに)

愛されて幸せになるのは、セロトニンの作用でしょう。好きな人といてドキドキするのはノルアドレナリン、好きな人を追いかけるのはドーパミンが関係しています。以前、ドーパミンD4受容体の遺伝子多型と新奇性の追求について書きました。


<長嶋茂雄さんは日本人にはほとんどいないドーパミンD4受容体(の遺伝子多型。第3エクソン内の48bp)の7回繰り返しタイプ(=好奇心が強い。ADHDなどに多い)かつ、LL型セロトニントランスポーターという極めて稀な方なのではないかと思います。(勝手な妄想に過ぎません。念のため)>

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セロトニンには不安を減らす作用があります。


セロトニンは神経伝達物質です。これを脳内で調節しているものにセロトニン・トランスポーターがあります(以前、「うつ病の仮説」で取り上げました)。

このセロトニントランスポーターの遺伝子には2種類あります(これを遺伝子多型といいます。突然変異のことです)。L遺伝子(ロング)とS遺伝子(ショート)の2種類です。(アメリカのクラウス-ピーター・レッシュさん達の研究です。1996年・サイエンス)

 ・S遺伝子を持つ人:不安が強く神経質
 ・L遺伝子を持つ人:不安が少ない

S型とL型を有する割合には人種差があります。

S遺伝子だけもつSSタイプ(=もっとも不安が強いタイプ)

 ・日本 68.2% 
 ・米 18.8%

S遺伝子とL遺伝子をもつSLタイプ(=やや不安が強いタイプ)

 ・日本 30.1%
 ・米 48.9%

L遺伝子だけをもつLLタイプ(=不安が少ないタイプ)

 ・日本 2%
 ・米 32%

これをまとめると、

日本人
 ・とても不安が強い人68%
 ・やや不安が強い人30%
 ・不安が少ない人2%

米国人
 ・とても不安が強い人19%
 ・やや不安が強い人49%
 ・不安が少ない人32%

<ざっくり言って。日本人の98%は不安が強いタイプです>

LL型の人の割合は、

 ・アフリカ > 欧米 > アジアの順番です。(中でも日本人は世界で一番LL型が少ない民族です)


以前、北山修さんの「共視論について書きました。日本人の母子関係は面と向かい合わず共に見る関係だと。日本人には、セロトニン・トランスポーターのS型の人が多いので、視線を合わせると不安になるからかもしれません。

日本は農耕民族です。農業にはみんなが並んで作業するイメージがあります。面と向かって意見を戦わせるのではなく協調しあって。それにはS遺伝子が有利ではないでしょうか。

<この2%にも興味を惹かれます。きっと戦国武将などがこのタイプだったのでしょうね>

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(ご参考までに)

愛されて幸せになるのは、セロトニンの作用でしょう。好きな人といてドキドキするのはノルアドレナリン、好きな人を追いかけるのはドーパミンが関係しています。以前、ドーパミンD4受容体の遺伝子多型と新奇性の追求について書きました。


<長嶋茂雄さんは日本人にはほとんどいないドーパミンD4受容体(の遺伝子多型。第3エクソン内の48bp)の7回繰り返しタイプ(=好奇心が強い。ADHDなどに多い)かつ、LL型セロトニントランスポーターという極めて稀な方なのではないかと思います。(勝手な妄想に過ぎません。念のため)>

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