さなぎ日記:あさなぎクリニック心療内科のブログです。こころの健康、コミュニケーション、おいしいお店や、映画のことも。

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社交不安症は「服従の誤警報「」です

社交不安症は「服従の誤警報「」です サムネイル画像
まず不安障害を3つに分類します。1:Stress-induced fear circuitry disorders(SIFCD):パニック障害(PD)、社交不安症(SAD)、PTSD、特定の恐怖症2::強迫スペクトラム障害:強迫性障害(OCD)3:全般性不安障害(GAD):うつ病との関連が深いこの3つです。ここでは、社交不安症に関係あるSIFCDについて説明します。SIFCDは、「恐怖の条件付け」に関連した神経回路の機能不全です。これに関わるのは扁桃体です。扁桃体は、危...全文を表示
まず不安障害を3つに分類します。


1:Stress-induced fear circuitry disorders(SIFCD):パニック障害(PD)、社交不安症(SAD)、PTSD、特定の恐怖症

2::強迫スペクトラム障害:強迫性障害(OCD)

3:全般性不安障害(GAD):うつ病との関連が深い

この3つです。

ここでは、社交不安症に関係あるSIFCDについて説明します。

SIFCDは、「恐怖の条件付け」に関連した神経回路の機能不全です。これに関わるのは扁桃体です。

扁桃体は、危険を発見して避けるための防御装置です。たとえば、大きな音を聞くと扁桃体の恐怖スイッチがオンになって、怖くなります。

この時に、大きな音の前に必ず小さな音が鳴るようにすると、小さな音を聞くだけで、怖がるようになります。これを「恐怖の条件付け」と言います。「パブロフの犬」がこれですね。

「恐怖の条件付け」が完成すると、扁桃体が過活動状態になり、ちょっとした刺激(人前でのスピーチなど)でも扁桃体にスイッチが入ってしまい、強い恐怖が起きるようになります。

社交不安症は「服従の誤警報」とも言われています。

集団生活を送る動物は、集団の中の順位付けが重要です。自分より上位の者に服従することによって、集団での生き残ることができるからです。

社交不安症の人は、服従しなくてもよい相手に対しても、扁桃体が過敏に反応して不安になり、服従の「症状」が出るのです。

かつて偉い人を見ることは許されませんでした。上位者は相手を見る立場であり、立場が弱い下の位の人は見られる立場と言えます。

このように、服従とは、見られる立場になることです。動物園で、動物を見る立場にいると人間は優位ですが、ジャングルで猛獣に見られる立場になると弱いですよね。

これを逆に利用すれば、社交不安症が治ります。そのためには、見られる側から見る側に立場を変えればいいんです。

相手に見られる存在から、見る側に立場を変わるためには、相手を観察することが重要です。この人はどんな人なのかと、興味を持って観察するんです。相手から「どんな人と思われるか」ではなく。

見られる側から、見る側に変わることで社交不安症は克服できます。

「人見知りが治るノート」で、見る側になるための具体的な方法について説明しました。

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まず不安障害を3つに分類します。


1:Stress-induced fear circuitry disorders(SIFCD):パニック障害(PD)、社交不安症(SAD)、PTSD、特定の恐怖症

2::強迫スペクトラム障害:強迫性障害(OCD)

3:全般性不安障害(GAD):うつ病との関連が深い

この3つです。

ここでは、社交不安症に関係あるSIFCDについて説明します。

SIFCDは、「恐怖の条件付け」に関連した神経回路の機能不全です。これに関わるのは扁桃体です。

扁桃体は、危険を発見して避けるための防御装置です。たとえば、大きな音を聞くと扁桃体の恐怖スイッチがオンになって、怖くなります。

この時に、大きな音の前に必ず小さな音が鳴るようにすると、小さな音を聞くだけで、怖がるようになります。これを「恐怖の条件付け」と言います。「パブロフの犬」がこれですね。

「恐怖の条件付け」が完成すると、扁桃体が過活動状態になり、ちょっとした刺激(人前でのスピーチなど)でも扁桃体にスイッチが入ってしまい、強い恐怖が起きるようになります。

社交不安症は「服従の誤警報」とも言われています。

集団生活を送る動物は、集団の中の順位付けが重要です。自分より上位の者に服従することによって、集団での生き残ることができるからです。

社交不安症の人は、服従しなくてもよい相手に対しても、扁桃体が過敏に反応して不安になり、服従の「症状」が出るのです。

かつて偉い人を見ることは許されませんでした。上位者は相手を見る立場であり、立場が弱い下の位の人は見られる立場と言えます。

このように、服従とは、見られる立場になることです。動物園で、動物を見る立場にいると人間は優位ですが、ジャングルで猛獣に見られる立場になると弱いですよね。

これを逆に利用すれば、社交不安症が治ります。そのためには、見られる側から見る側に立場を変えればいいんです。

相手に見られる存在から、見る側に立場を変わるためには、相手を観察することが重要です。この人はどんな人なのかと、興味を持って観察するんです。相手から「どんな人と思われるか」ではなく。

見られる側から、見る側に変わることで社交不安症は克服できます。

「人見知りが治るノート」で、見る側になるための具体的な方法について説明しました。

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