さなぎ日記:あさなぎクリニック心療内科のブログです。こころの健康、コミュニケーション、おいしいお店や、映画のことも。

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フィンランドの自殺予防

フィンランドの自殺予防 サムネイル画像
フィンランドはかつて世界でも自殺率が高い国(人工10万人当たり30人・1990年)のひとつだったので、国連の提言(1991年。UN/WHO自殺予防ガイドライン1996年)の前に自殺を減らす国家プロジェクトをスタートさせていました。プロジェクトに先立ってフィンランド政府は全国調査(1987年4月~88年3月)を実施し、この間に自殺した人のほぼ全例(96%)を詳細に調べ、その結果、 ・自殺者の大多数(93%)は精神疾患の診断に該当 ・...全文を表示
フィンランドはかつて世界でも自殺率が高い国(人工10万人当たり30人・1990年)のひとつだったので、

国連の提言(1991年。UN/WHO自殺予防ガイドライン1996年)の前に自殺を減らす国家プロジェクトをスタートさせていました。

プロジェクトに先立ってフィンランド政府は全国調査(1987年4月~88年3月)を実施し、この間に自殺した人のほぼ全例(96%)を詳細に調べ、その結果、

 ・自殺者の大多数(93%)は精神疾患の診断に該当
 ・うつ病、アルコール依存症、そのの合併が約8割
 ・適切な治療を受けていない
 ・男性が4分の3

という事実が分かりました。

フィンランドは、その結果をもとに「メディカルモデル」と「コミュニティーモデル」の連携を実践しました。

 ・メディカルモデル:精神疾患(とくにうつ病とアルコール依存)を早期に発見して治療する。
 ・コミュニティーモデル::健康な人に対して、精神疾患への偏見を取り除き、困った時に助けを求めるように啓蒙する。


フィン 日本 自殺 (1)


多くの専門家はこの取り組みに対して懐疑的でしたが、フィンランドは20%の自殺率の減少を目指し、結果的には10年間で30%減少させることに成功しました。


<日本の自殺者を減らすにはお酒の消費量を減らすのが最も有効だと、以前精神神経学会で、国立精神神経センターの松本俊彦さんがおっしゃっていましたが、これを宣伝しようとすると酒造メーカーからの圧力が大きいとのことでした>

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

以前このブログでも紹介しましたが、フィンランドは教育改革も目覚ましい成果を上げました(「フィンランドの教育」)。


フィンランド 教育 (1)

「テストで点を取る訓練は教育ではない」と考えて、

 ・全国の統一テストをやめ、
 ・マルチプルチョイスの試験を廃止し、
 ・授業を週に20時間に減らし、
 ・宿題を廃止しました。

友達と遊び、家族とともに楽しみ、自分のやりたいことをするためです。

フィンランドは報道の自由ランキングでも世界2位(2019年)です。日本が見習うべきはフィンランドだと思います。



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フィンランドはかつて世界でも自殺率が高い国(人工10万人当たり30人・1990年)のひとつだったので、

国連の提言(1991年。UN/WHO自殺予防ガイドライン1996年)の前に自殺を減らす国家プロジェクトをスタートさせていました。

プロジェクトに先立ってフィンランド政府は全国調査(1987年4月~88年3月)を実施し、この間に自殺した人のほぼ全例(96%)を詳細に調べ、その結果、

 ・自殺者の大多数(93%)は精神疾患の診断に該当
 ・うつ病、アルコール依存症、そのの合併が約8割
 ・適切な治療を受けていない
 ・男性が4分の3

という事実が分かりました。

フィンランドは、その結果をもとに「メディカルモデル」と「コミュニティーモデル」の連携を実践しました。

 ・メディカルモデル:精神疾患(とくにうつ病とアルコール依存)を早期に発見して治療する。
 ・コミュニティーモデル::健康な人に対して、精神疾患への偏見を取り除き、困った時に助けを求めるように啓蒙する。


フィン 日本 自殺 (1)


多くの専門家はこの取り組みに対して懐疑的でしたが、フィンランドは20%の自殺率の減少を目指し、結果的には10年間で30%減少させることに成功しました。


<日本の自殺者を減らすにはお酒の消費量を減らすのが最も有効だと、以前精神神経学会で、国立精神神経センターの松本俊彦さんがおっしゃっていましたが、これを宣伝しようとすると酒造メーカーからの圧力が大きいとのことでした>

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以前このブログでも紹介しましたが、フィンランドは教育改革も目覚ましい成果を上げました(「フィンランドの教育」)。


フィンランド 教育 (1)

「テストで点を取る訓練は教育ではない」と考えて、

 ・全国の統一テストをやめ、
 ・マルチプルチョイスの試験を廃止し、
 ・授業を週に20時間に減らし、
 ・宿題を廃止しました。

友達と遊び、家族とともに楽しみ、自分のやりたいことをするためです。

フィンランドは報道の自由ランキングでも世界2位(2019年)です。日本が見習うべきはフィンランドだと思います。



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