さなぎ日記:あさなぎクリニック心療内科のブログです。こころの健康、コミュニケーション、おいしいお店や、映画のことも。

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飲食店に休業しろということの意味

飲食店に休業しろということの意味 サムネイル画像
飲食店は元々とっても利益が薄い商売です。(自分で食材を買って料理をすれば、あの値段であのクオリティの料理を作るのがいかに大変か分かるでしょう)お客さんの喜ぶ顔が見たいから、あんなに安い値段で頑張っているんです。多くの人はそれが分かっていません。あんなに繁盛しているんだから、さぞや儲けているはずだ、と思っているのではないでしょうか。これは、とんでもない誤解です。以下を見たら、安易に店を閉めろなんて言...全文を表示
飲食店は元々とっても利益が薄い商売です。


(自分で食材を買って料理をすれば、あの値段であのクオリティの料理を作るのがいかに大変か分かるでしょう)

お客さんの喜ぶ顔が見たいから、あんなに安い値段で頑張っているんです。多くの人はそれが分かっていません。あんなに繁盛しているんだから、さぞや儲けているはずだ、と思っているのではないでしょうか。

これは、とんでもない誤解です。

以下を見たら、安易に店を閉めろなんて言えなくなると思います。

TKC経営指標」(速報版は誰でも無料で見られます)によると、

中華料理店は、

 黒字企業割合:38.2% 
 平均売上高:80,261(1000円)
 限界利益率:64.1%
 人件費:27,459(1000円)
 その他固定費:21,319(1000円)
 経常利益:2,687(1000円)
 経常利益率:3.3%
 損益分岐点比率:94.8%

以下の数字は黒字企業だけの平均です。(全中華料理店で黒字はたった38.2%なんですよ)
年間の売り上げが平均約8000万円で、(多く見えるかもしれませんが)
材料費を除くと粗利(=限界利益)率は約64%(約5000万円)で、
そこから固定費(=人件費+その他の固定費)を引くと、約270万円の利益にしかなりません。
売上高の3.3%が利益です。そもそもが薄利多売の業種です。(1億円の売り上げで330万円の儲けです)
損益分岐点比率は約95%ということは、売り上げが5%落ちたら赤字になるということです。(実際は食材ロスも増えます)

下げるとしたら、本来は下げられない固定費です。人件費を削り、その他の固定費(家賃など)を減らすしかありません。

こんな薄利多売の商売で、運転資金なんてそうそうあるわけないじゃないですか。売り上げが落ちたらあっという間に潰れます。

これに目を瞑って、

「家から出られないで我慢する国民」にだけ謝意を述べる安倍首相には、強い怒りを覚えます。

政府は多くは零細企業である飲食店の生殺与奪を握っているんですよ。どうしてもっと細やかな配慮ができないのでしょう(感染している人の割合が違うのに一律の自粛を求めるのは不合理です)。

政治家はもとより、一般の公務員や大企業の社員の収入より飲食店オーナーの収入は元々ずっと少ないんですよ。

お弁当の販売なんて利益は出ません。すでに仕入れてしまった食材のロスを少しでも減らそうとしているだけだと思います。

お店が潰れれば、従業員も収入を失います。それが何を意味するか、想像すればすぐに分かります。

飲食店の従業者数は436万人(平成21年経済センサス)です。3カ月続いたら半分の飲食店が潰れるという試算があります。200万人以上が収入を失い、オーナーは多額の借金を抱えるのです。

本当に、本当に、本当に腹が立ちます。


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飲食店は元々とっても利益が薄い商売です。


(自分で食材を買って料理をすれば、あの値段であのクオリティの料理を作るのがいかに大変か分かるでしょう)

お客さんの喜ぶ顔が見たいから、あんなに安い値段で頑張っているんです。多くの人はそれが分かっていません。あんなに繁盛しているんだから、さぞや儲けているはずだ、と思っているのではないでしょうか。

これは、とんでもない誤解です。

以下を見たら、安易に店を閉めろなんて言えなくなると思います。

TKC経営指標」(速報版は誰でも無料で見られます)によると、

中華料理店は、

 黒字企業割合:38.2% 
 平均売上高:80,261(1000円)
 限界利益率:64.1%
 人件費:27,459(1000円)
 その他固定費:21,319(1000円)
 経常利益:2,687(1000円)
 経常利益率:3.3%
 損益分岐点比率:94.8%

以下の数字は黒字企業だけの平均です。(全中華料理店で黒字はたった38.2%なんですよ)
年間の売り上げが平均約8000万円で、(多く見えるかもしれませんが)
材料費を除くと粗利(=限界利益)率は約64%(約5000万円)で、
そこから固定費(=人件費+その他の固定費)を引くと、約270万円の利益にしかなりません。
売上高の3.3%が利益です。そもそもが薄利多売の業種です。(1億円の売り上げで330万円の儲けです)
損益分岐点比率は約95%ということは、売り上げが5%落ちたら赤字になるということです。(実際は食材ロスも増えます)

下げるとしたら、本来は下げられない固定費です。人件費を削り、その他の固定費(家賃など)を減らすしかありません。

こんな薄利多売の商売で、運転資金なんてそうそうあるわけないじゃないですか。売り上げが落ちたらあっという間に潰れます。

これに目を瞑って、

「家から出られないで我慢する国民」にだけ謝意を述べる安倍首相には、強い怒りを覚えます。

政府は多くは零細企業である飲食店の生殺与奪を握っているんですよ。どうしてもっと細やかな配慮ができないのでしょう(感染している人の割合が違うのに一律の自粛を求めるのは不合理です)。

政治家はもとより、一般の公務員や大企業の社員の収入より飲食店オーナーの収入は元々ずっと少ないんですよ。

お弁当の販売なんて利益は出ません。すでに仕入れてしまった食材のロスを少しでも減らそうとしているだけだと思います。

お店が潰れれば、従業員も収入を失います。それが何を意味するか、想像すればすぐに分かります。

飲食店の従業者数は436万人(平成21年経済センサス)です。3カ月続いたら半分の飲食店が潰れるという試算があります。200万人以上が収入を失い、オーナーは多額の借金を抱えるのです。

本当に、本当に、本当に腹が立ちます。


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