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PET(ペット)について

PET(ペット、ポジトロン断層法)(positron emission tomography)


PET検査は、癌を発見するのによく利用されます。がん細胞がブドウ糖(グルコース)代謝が活発なことを利用しています。

レントゲンやCTは形を調べる検査ですが、PETは機能を調べる検査です。

原理

陽電子放出核種(ポジトロン核種。これは画像に映ります)を、リガンド(特定の受容体にだけ結合する物質です)にくっつけると、その受容体に結合した物質(トレーサーと言います)が画像に映るということを利用しています。


PET D2

(この↑図は、抗精神病薬を投与すると、それがD2受容体に結合するので、11cラクロプライドが結合しなくなることを示しています)

PETによって、抗精神病薬がどのくらいドーパミンD2受容体に結合しているかを見ることができます。これは画期的なことです。

これによって、D2受容体を何%遮断すると、抗精神病効果が出るかとか、副作用が出るかなどを調べることができます(68%位ブロックすると、抗精神病効果があって錐体外路系の副作用が出ないとされます)。

<D2受容体の特異的リガンドとしては、FLB457やラクロプライドが使われ、ポジトロン核種としては11C(カーボンイレブン)などが使われます。リガンドとポジトロン核種が結合したものがトレーサーです>

PETは他の疾患にも利用されています。

アルツハイマー型認知症の早期発見にも使われます。PIBーPETがそうです。

花粉症の薬(抗アレルギー剤)の副作用の眠気を起こしにくい薬を調べるのにも利用されています。抗アレルギー剤のヒスタミンH1受容体の占有率をPETで調べて、それが少ない薬は、脳内への移行が少ないので眠くなりません(フェキソフェナジン=商品名アレグラが、一番眠くない抗アレルギー薬でした)。


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プロフィール

ドクターサナギ

Author:ドクターサナギ
「あさなぎクリニック」心療内科・精神科・メンタルクリニックの医師です。反田克彦(そりた・かつひこ)と申します。クリニックは山梨県甲府市の蓬沢町にあります。国道20号(甲府バイパス)の近くで、石和や八代(笛吹市)や甲州市からも、大月や都留、南アルプス市や韮崎、北杜市からのアクセスも良好です。臨床心理士によるカウンセリング、うつ病の復職支援施設・リワークポルト、あさなぎカフェも併設されています。

本を読んだり、音楽を聴いたり、昔の映画を見るのが好きです。どうぞよろしく。

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